たちかわ散歩
PLAY! MUSEUM トンコハウス・堤⼤介の「ONI展」
トンコハウス・堤大介が監督を務める初の長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』をもっと感じる
常に注目を浴びているPLAY! MUSEUMでは、現在トンコハウス・堤⼤介の「ONI展」を開催中です。
Netflixオリジナル長編アニメーション作品『ONI ~ 神々山のおなり』を空間演出で味わう新しいエンタテイメント体験が出来る、PLAY! MUSEUMとして初めてアニメーションを題材にした展覧会となります。
堤大介による「ONI 展」描き下ろしイラスト © 2022 Tonko House Inc.
今までにない新しい展覧会の在り方
昨年10月にNetflixオリジナル作品として公開された長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』。
ピクサー出身の堤大介氏が監督を務める初の長編アニメーションとなります。
まだ出来たばかりのこの作品。映像も展覧会も「伝えたい」という想いは同じ。しかしアプローチは異なり、出来たばかりの作品の見せ方を変えているのが今回の展覧会です。
この展覧会は、アニメーション作品の『ONI』を空間演出で味わう新しいエンタテインメント体験です。トンコハウスが得意とする「美しい自然描写」「光や陰影の映像美」で、日本人に語り継がれてきた鬼や妖怪、神々の物語を現代に贈る作品。映像や言葉、音や光の演出に民俗資料を融合させたスペクタクルな展示空間で、自宅やデスクトップだけでは味わえない没入感を実現します。
PLAY!MUSEUM公式HPより引用
随所で「感じる」展示
今回空間デザインを担当した映像作家の菱川勢一氏は、堤氏の作品を、”ただのアニメーションではなく、随所に手仕事が感じられる映像”と語り、その感覚を今回の展覧会の中に散りばめています。和紙のスクリーンや、日本各地の様々な鬼のお面が飾られた壁など、「民俗資料」として残っている自然の表現を使って『ONI』の世界観を演出しています。
アニメーションは屋久島がモデルとなり、”日本独特の自然表現に注力した”と堤氏。本来ハリウッド作品では一番カットされるところだけれど、日本の空気感や音はとても大事で日本人にしか分からないからこそ外の人に感じて欲しかったそう。その想いがあった中で、和紙のスクリーンが空調によって揺れているのがとてもマッチしていて・・・これは演出?たまたま??と会場が笑いに包まれたのでした。
太鼓は自由に叩けます。叩いてみると・・・何が起こるかは会場で!
奥に進むと提灯ややぐらが見え、お祭りの雰囲気が漂う空間が登場。そこにある太鼓は自由に叩けます。子どもも叩けるように軽い素材で特別に作られたバチが用意されています。さて、太鼓を叩くと会場内に何か変化が起こります。内覧会当日は堤さん自ら太鼓を叩いて見せてくださいました。(圧巻のバチ捌きでした!)
ハリウッド発3DCGアニメーションのメイキング
今回の展覧会では、ハリウッド発の本格アニメーションの制作過程を見ることが出来ます。
元々コマ撮りでの制作を予定していたそうで、初期に作られたコマ撮り用の人形やスタジオセットも展示されています。最終的には規模が大きくなり、元ピクサーの堤氏はCGという慣れ親しんだやり方でないと創り上げられないぞ、とコマ撮りの手作り感をCGで表現することにしたそうです。
空間デザインを担当した菱川氏は、”制作過程を見ることが出来る貴重な機会から、「自分たちもやってみたい、作ってみたい」と思う人たちが続々と出てきて欲しい”と思いを語りました。
メイキングのコーナーには壁一面に貼られたカラースクリプトがあります。元々ピクサーで光のアートディレクターをやっていた堤氏は、”日本の気候や空気を表現する光など日本ならではの光を表現した”とこだわりを語りました。
特設シアターで上映会
『ONI ~ 神々山のおなり』場面写真© 2022 Tonko House Inc.
普段Netflixでしか観ることができない『ONI ~ 神々山のおなり』を会場内の特設シアターで特別上映!
1日数回時間指定で会期中期間を区切り、全4話が上映されます。
『ONI~神々山のおなり』以外にも、トンコハウスによるアニメーション作品『ダム・キーパー』(約18分)、『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』(約47分)、『ムーム』(約14分)、『Acorns』(約16分)の4作品を、会場内の特設シアターで特別上映します。
『ONI ~ 神々山のおなり』上映スケジュール
1月21日 (土)-2月12日 (日):第1話(約39分)
2月13日 (月)-3月4日 (土): 第2話(約41分)
3月6日 (月)-3月19日 (日): 第3話(約41分)
3月20日 (月)-4月2日 (日): 第4話(約44分)
上映時間:①11:05-/②13:00-/③15:00-/④17:00-(④は土日祝のみ)
展覧会後も続く「ONI」の世界
PLAY! SHOPでは『ONI』のキャラクターをあしらったアイテムや、トンコハウスのビジョン “Inspire Curiosity” がプリントされたデニムエプロンなどのアパレルアイテム、応援袋をはじめとする和テイストのアイテムなど、PLAY! ならではのオリジナルグッズを販売します。また、『ONI』に登場するおなりやかっぱのぬいぐるみなど、トンコハウスによる関連グッズも多数用意されています。
PLAY! CAFEでは『ONI』のストーリーを感じられるメニューが勢ぞろい。かわいらしいキャラクターを再現したランチプレートやデザート、なりどんがおなりのために作ったお弁当など、『ONI』を味わいつくすラインナップです。
PLAY! PARKでは『ONI』の世界を感じるあそびを、遊具やワークショップ、ライブイベントを通して開催します。「ONI展」期間中の限定ワークショップは、日本の伝統文化に触れながら作品の世界を楽しめる内容です。3月には『ONI』の劇中サウンドに参加した、太鼓演奏家のヒダノ修一さん(太鼓)、一彩さん(太鼓)、光季さん(タップダンス)による特別ライブも開催します。
PLAY! MUSEUMの余韻に浸りながらSHOP、CAFE、PARKにも足を運んでみては☆
PLAY! PARK「ONI展」関連企画「雷をひびかせよう」
PLAY!施設情報
PLAY!
〒190-0014
東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟
Tel:MUSEUM 042-518-9625
PARK 042-518-9627
トンコハウス・堤大介の「ONI展」
2023年1月21日(土)~4月2日(日)※3月5日(日)を除き、会期中無休
MUSEUM | 平日 10:00-17:00(入場は16:30まで) 土日祝10:00-18:00(入場は17:30まで) |
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PARK | 平日 10:00-17:00(入場は16:00まで) 土日祝10:00-18:00(入場は17:00まで) |
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SHOP | 平日 10:00-17:30 土日祝10:00-18:30 ※MUSEUMのチケットをお持ちでない方も利用可能 |
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CAFE | 平日 10:00-18:00(L.O.17:30まで) 土日祝10:00-19:00(L.O.18:30まで) ※MUSEUMのチケットをお持ちでない方も利用可能 |
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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。